

















満月を撮りに行った時の事。時間は夕暮れ前。
とある見晴らしのいい場所に行ってみたら、あれよあれよと人が増えて来るではありませんか!「これは何事?」と思いました。
普段人が来るような所ではないんです。いたとしても2〜3人がいいとこ。
そしたらそう、花火を見に人が集まって来たんですね。
しかも結構離れた場所での打ち上げなのに、です。
なるほど、ここなら色んな花火が見れますね。
混雑し過ぎずに、ね。
しかし日本人は花火好きですよね〜。
ところで「たまや〜っ!」って花火が上がった時に声にしますが、この「たまや」の由来、知ってますか?
ちなみに「たまや〜」の後、「かぎや〜」と言ったらツウですねきっと。
江戸時代最も古い花火業者が「鍵屋」でその「鍵屋」から暖簾分けしたのが「玉屋」、どちらも江戸の花火の代表です。
この両花火師が両国の川開きでは両国橋を挟んで上流が「玉屋」、下流が「鍵屋」が受け持つようになったんです。
恐らくこの「たまや〜」の語呂が言いやすかったというのもあったと思うけど、人々の人気も「玉屋」が「鍵屋」を凌いでいたらしいですね。
そして描かれた花火の浮世絵といえば「玉屋」ばかりだそうです。
あ、きっとアングルもあったんだろうな〜〜、こっちから「玉屋」の花火を描いた方がしっくりくる、、、とかね。
そして多分、「玉屋」の花火の方が綺麗だったんでしょう。
でも実際にはこの「玉屋」、かなりの大火事を起こしてしまい、江戸追放になり、僅か一代で家名断絶となってしまったとか。
一方の「鍵屋」は今でも続いているんです。
そいう意味では言うとすれば「鍵屋〜」なのかも知れませんね。
月を撮るのに東の空にカメラを向けるのですが、西の空もこの時期独特の力のある夕焼けを魅せてくれます。
雲の下からサンセットの光が照らし、まるでUFOが到着でもするのだろうか?と思わせるような空でした。
自然の力は本当に凄いですね。
さあ。また次回もいい写真を撮ろうっと!